作物は根のみならず葉面からも養分を吸収する能力をもっています。
その吸収能力を利用して必須要素をはじめ一般に欠乏しやすい微量要素を補給するために
葉面散布により施用する肥料がサンピシリーズです。
これにより、増収や品質向上などが期待できます。


●サンピシリーズの特長

・植物に必要な栄養分がほとんど含まれており、健全育成や各種障害の回復に役立ちます。
・糖分・有機酸の働きによって、植物の呼吸作用を助け、微量要素の植物体内移動を良くします。
　また糖分、有機酸は生育のためのエネルギー源としても有効です。
・糖類、有機酸、アミノ酸およびビタミンの働きにより、収穫後の樹勢回復が促進され、
　作物の品質向上が期待できます。
・りん酸、加里が補給でき、果実肥大期や生殖生長期に特に有効です。（サンピプラス）
・カルシウムが添加されているので、作物の細胞を強化します。
・種々の要素欠乏症の予防と回復が期待できます。

●葉面散布が特に必要とされる場合

・要素欠乏や肥料間の拮抗作用で吸収できない時
・果菜類の収穫盛期の栄養補給
・根の障害により肥料を吸収できない時
・微量に肥料を効かせたい時、遅くまで肥効があると悪い場合
・早く肥料を効かせたい時
・冷害・霜害・ひょう害や風水害による被害を回復させる時
・長雨等による日照不足の時
・果樹などのお礼肥

●作物ならびに作物生育ステージ毎の推奨品目と使用方法の一例

・果菜類(育苗期、開花～収穫期)
　　健苗育成、樹勢向上、尻腐れ防止

・葉菜類(育苗期、定植～収穫期)
　　健苗育成、樹勢向上、品質向上、貯蔵性向上

・根菜類(生育初期、肥大期～収穫期)
　　樹勢向上、収量増加、貯蔵性向上

・果樹(開花前～摘果前、果実肥大期～収穫前・収穫後)
　　新梢身長、幼果肥大、収量増加、樹勢向上、品質向上、樹勢回復、寒害対策


●成分(%)
窒素…………8.0
りん酸………3.0
加里…………3.0
苦土…………2.0
マンガン……1.00
ほう素………0.50
石灰(Cao）…1.0
鉄……………0.40
銅……………0.05
亜鉛…………0.05
モリブデン…0.10

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「サンピシリーズ」には、

・アミノサンピ（10-3-3+微量要素+アミノ酸）
・サンピ833（8-3-3+微量要素）
・ニューサンピ833（8-3-3+微量要素+有機酸+糖分+アミノ酸）
・サンピプラス（0-46-30+苦土）

の4種類がありそれぞれの用途に応じて使用してください。